私は完全なる一重で育ち、高校生の時に二重整形の埋没手術を受けました。
現在は自分が家族を持ち、二児の母親でもあります。
当時の子供目線での親への伝え方や反応。自分が親になって整形に対して思うことをブログにまとめました。
「今高校生で整形したいけど悩んでる」10代の子。「中学生・高校生の子供が整形したいと言って悩んでいる」という親御さんに何か一つでも考えがお役立ちできればなと思います。
きっかけ|「目」一重に対するコンプレックスは10歳くらいから
まずは目に対するコンプレックスの歴史から…
まず私の両親は完全なる一重。
なので私も自動的に一重で誕生し、一重で成長しました。
小学校高学年くらいになると、女の子たちがお洒落に目覚めだし、その頃から私はよくファッション雑誌を読むようになっていました。
当時、ファッション雑誌に出てくるモデルさんは皆んなパッチリとした二重。
時代のトレンドもギャル!(笑)
「みんなと同じが良い」が当たり前で育ってしまった狭い世界観の私にとって、一重の目はコンプレックスになってしまいました。
整形広告のイメージを刷り込まれることによる悪循環
当時はもちろん紙媒体がメインでファッション雑誌の後ろ側には「美容整形外科の広告」がよく掲載されていました。(現在だとネット広告やインスタなどのSNS広告)
繊細な10代の時期にあの一重から二重へのBefore→Afterの写真を沢山見せられることで、純粋に「一重から二重になれば可愛くなれる」と考えてしまいました。
もちろん当時のファッション雑誌のモデルも皆んな二重。
メイクもファッションも楽しむなら「二重一択」しか考えられなくなっていました。
そして、その頃の運動会などの自分の顔写真を見て驚愕。
重くて細い一重の自分の顔がただただ嫌いになってしまいました…。
高校生15歳の頃、二重整形すると決意!
中学生、高校生になるとより多感な時期に。
時代は「ギャルファッションブーム」二重グッズのアイプチも大人気(笑)
だけど、アイプチが上手く使えない私は、長年の美容整形広告の刷り込みもあって「美容整形一択」しか頭にありませんでした。
そして、「絶対に二重整形したい」と決意。
「一重が嫌だ」と泣きながら親に伝える
当時はもちろん未成年。整形するとなると親の承諾が必要です。(たとえ必要じゃない年齢だったとしても親には伝えるけど)
親に「二重整形したい」と伝えるのは、本当に勇気が要りました…
だって「親が自分を大切に育ててくれていることは知っている」「お父さんもお母さんも大好き」
決して親の目が嫌いだから自分の目が嫌いなんじゃない。
両親の一重の遺伝を恨んだこともない。
ただ「自分の顔が好きになれない。目が嫌だ。少しでも可愛くなりたい」としか考えられませんでした。
高校生なりに「親からもらった健康な体に手を加えること」への後ろめたさもありました。
二重整形したいと伝えた時の親の反応
緊張しながら「二重…に整形したい…」と伝えました。
それなりに勇気が必要だったので、いつの間にか泣いていたように思います。
母親は自身もコンプレックスであったようで「私もそう思ったことあるよ。」と優しい言葉をかけてくれました。
父親は「ありえない。しなくて良い。そのままが一番良い」の一点張り。
当時高校生だった時の自分の気持ち
- 安易に整形したいと言っているわけではない
- 誰にも言えず何年もコンプレックスに感じていたこと
- 親に理解されることが難しいとわかっているから、余計悩んでいる
- 親にどれだけ可愛いと言われても自分は自分を好きだと思えない
親になってみて思う親側の気持ち
- 自分の子供は本当に全てが愛おしい存在
- 安易には整形したいと言って欲しくない(リスクを理解しているのか)
- そのままの自分を好きになってほしい
- 一度整形すると整形し続けてしまうのではないかという恐怖
丁寧に親子で悩みと気持ちを共有することが大切だと感じた
当時高校生だった自分を振り返ってみれば、やっぱり「やること」ばかりに目が行き、リスクと言ったところには十分理解ができていなかったもしれない。
逆に親になって思うことは、そもそも子供自身の「自尊心・ありのままの自分を愛すこと」を教えてあげないといけない。
パパママがあなた(子供)のことを好きだよ。では不十分。
自分(子供)が自分(子供自身)を好きになれないといけない。
それでも尚「整形したい」と言った場合も、すぐに否定せずに、「どこをどれくらい悩んでどうしたいのか」を丁寧に全て引き出してあげなきゃいけない。
だから子供も上部っつらの「可愛くなりたいから、カッコよくなりたいから」だけじゃなくて、辛くても昔から心の奥底にある気持ちを吐き出すこと。
親は親で否定はせずにまず話を聞いてあげること。話を聞いた上で、親の気持ちも伝えてみても良い。
カウンセリングなどは親と一緒に行こう
最近では友人同士でカウンセリングに行く子も多いですが、できれば親御さんと一緒に言ってください。
私も母親と行きましたが、一人だけで行くことは絶対に辞めときましょう。
高校生で二重プチ整形の埋没手術を受けることにした
親と一緒にカウンセリングを受け、費用面や施術内容から埋没手術にしました。
お金は一応ずっと貯めていたお年玉から捻出(笑)
埋没手術にした理由は、切らなくて済むから。もしもの時も戻せるから。
手術後の自分の気持ちと家族の反応
無事、埋没手術を終え母親と帰宅したら、父親がとても心配した様子で駆け寄ってきました。
私のまぶたは腫れやすかったのか、当日から結構な具合でガチャピン並に腫れていました(笑)
自分自身はもう満足の一点で何も気にならなかったですが、父親と母親は「腫れすぎて可哀想で直視できなかった。失敗したのかと思って辛かった」と後日談で聞きました(笑)
やっぱり当事者本人は「する」ことで結構満足するけど、周りで観てる者の方が繊細に心配しちゃったりしますよね(笑)
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後日談|やっぱり10代だと流行に流されやすい?!
高校生の時に二重の埋没手術を受けた経験者として思うこと。
当時は真剣に考えた二重幅の広さにしたけど、10年後くらいに結局取れてしまいました。
けど振り返れば当時悩んで決めた二重幅は「自分にとって広すぎた」かもしれない。
当時は幅広のパッチリとした目が流行っていて自分もそれに憧れていた。
(逆に2020年の今は、ミステリアスな目元も人気ですよね)
もちろん、親や先生の意見も聞いたけどちょっと欲張ってしまったかもしれない。
親の意見もきちんと聞いたことで、よく言えばやり直しのきく「埋没手術」を選べた。
もし、当時の自分だけの考えで「ぱっちり目元を永久的に!」を押し通りていたら、不自然極まりなかったかもしれないと思ってゾッとすることもあります…(汗)
流行に囚われると10年後や20年後に、後悔してしまうかもしれないので、やっぱり自分にあった自然なところで決めて欲しいと思います。
まとめ|まず自尊心を持つことが大切
親になった今、子供を育てる上で自尊心も育ててあげたいと思っています。
子供にそう願うならまず自分からと思い、アラサー主婦も自尊心の筋トレ真っ只中です(笑)
「美容は自尊心の筋トレ」という本に出会い、30歳になってやっと本当のキレイとは「自分自身を愛せている人」と感じれるようになりました。
自分が高校生だった頃にもこの本には出会いたかったです。
子供にとっても親にとっても、明るい気持ちで前に進めることを願います。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。